『Re:シティポップ』と題した特集を110円CDコーナー横で展開しました。

シティポップと言えばAORやフュージョン、あるいはブラック・コンテンポラリーの要素の強い和モノ、というものが一般的な印象かと思われます。とはいえ、元来シティポップには明確な定義はなく、一種の暗黙の了解が重なり、徐々にその像を形作ったようにも考えられます。

そして近年、インターネットを通して音楽を吸収してきたような一部のリスナーの間では、「本来はシティポップでは全くないけれど、共通した雰囲気が感じ取れる」として、既存の音楽を相対化~異化された「シティポップ」として再発見する、という流れも見られました。

そこで今回は『Re:シティポップ特集』と銘打ち、その鍵カッコつきの「シティポップ」を捉えるべく、店内のCDをピックアップして集めてみることにしました。本流のシティポップやJフュージョンだけでなく、90年代以降のライトメロウ、ニューエイジやボサノバ、ライトクラシックなども混ぜています。

110円CDコーナーの横で展開しておりますので、興味をお持ちの方は「これはシティポップ?」と疑問符を浮かべつつ覗いていただければ幸いです。