【本日のおすすめ】秋本奈緒美 / One Night Stand (1982)

ジャズシンガーとして80年代に精力的にアルバムを送り出した秋本奈緒美の2nd。
スタンダード・ナンバーを唄うという内容ですが、プロデュースと編曲を笹路正徳が手掛けており、訳詞は亜蘭知子。
すなわちマライア人脈が参加しており、全体的にストレートというよりは多少変化球の味付けがなされています。

何といっても耳を引くのが最後のテネシー・ワルツ。
秋本の歌唱には電子変調が施され、ボーカロイドさながらに揺らぐ声と、再生速度の操作されている錯覚も覚えるアヴァンなアレンジは、現代のDTM感覚を先取ってしまったようなユニーク極まりない一曲です。

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