【本日のおすすめ】 Andrew Gold / What’s Wrong With This Picture? (1977)



Andrew Gold / What’s Wrong With This Picture? (1977)

ビートルズが残した影響力は計りしれない程大きいのは言うまでもないのですが、そのビートリーサウンドを西海岸ロック,ポップスの文脈で消化したのが、今回御紹介のアンドリューゴールドです。彼の2作目自画像は王道の西海岸サウンドにビートルズのテイストを隠し味に加えた名作と言えます。
アンドリューは、ソングライティング能力はいわずもがな、プレイヤーとしてもギター,鍵盤,ドラムを自在に操るマルチミュージシャンでもあります。

流麗でキャッチーなメロディラインが魅力のオープナー①、オリエンタルな雰囲気もあり、尺八を間奏で使うというアイディアが斬新な②、ストレートなロックナンバーでアンドリュー自身がギターソロも披露する⑩など、自作曲はどれも極上のメロディを持つ王道とも言えるウェストコーストサウンドにビートルズ風のコーラスを取り入れるなど、聴きどころの多い1枚です。
モーリスウィリアムスのカヴァー⑨はもはやスタンダードとも言える名曲で、ジャクソンブラウンもカヴァーしています。
とはいえなんといっても彼の最大のヒットとなった自伝的な⑦が最高! “オンリーボーイ”が”ロンリーボーイ”というくだりが有名ですよね。アンドリューのピアノのリフとワディワクテルのギターソロに心を奪われます。

キャッチーで美しいメロディを紡ぐコンポーザーとして、アンドリューはアサイラムレーベルの至宝とも呼べる存在で、リンダロンシュタットやJ.D.サウザーを初めとする多くのアーティストが高く評価していました。それ故、2011年、59才の若さでこの世を去ったのが残念ではなりません。

最後に、ジャケットの間違い探しは定番。CDだとLPに比べ難度も上がりますが、まだという方はぜひチャレンジを!(山口)


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