【本日のおすすめ】Aswad / Live And Direct (1983)

UKレゲエを代表するグループAswadが1983年にリリースしたアルバム。
かつてはカリブ系移民が多く住んでいたロンドンのノッティングヒルにて毎年行われる
カーニバルでのライブをそのまま真空パックしたかのようなアルバムです。
まさに｢Live And Direct｣。

楽しい曲はもちろんシリアスな曲でもガンガン盛り上がる観客の歓声がかっこいいのなんの。

Aswadと言えば80年代後半からのポップなスタイルでグローバルな人気を得ましたが、
この頃はルーツロックスタイルからの過渡期、厳しさとエンタメ性が入り混じる
エキサイティングな音楽性が素晴らしい。

このライブではリアルタイムでDUBミックスを行うエンジニアも参加しており、
UKレゲエらしい硬質かつぶっ飛べるサウンドが盤面めいっぱいに詰まってます。
できる限りの大きな音で聴きたい1枚。

理不尽さに対する怒りを訴える｢Not Guilty｣、硬派なリリックなのにラヴァーズロックな

｢Roots Rocking｣、レゲエの心臓部であるベースとドラムのサウンドを讃えた
｢Drum And BassLine｣、サービス精神ドバドバ80’sダンスホールメドレー｢Rockers Medley｣…
ライブアルバムでありながらAswadの最高傑作に挙げるファンも居る名盤です。

レゲエ初心者からベテランファンにもオススメ！
UKラヴァーズロックなんかはかなり人気ありますが、Aswadのドラマー、
アンガス”ドラミ―･ゼブ”ゲイはラヴァーズロックのセッションにも多く参加する名ドラマー。
ルーツレゲエはちょっと..というラヴァーズファンにもドラミ―のキレッキレのドラムを
ぜひ聴いてもらいたい。

レコードショップではたまに見かけるのでスルーしがちですが、
欲しい時に見つからないという…。
今のうちにぜひどうぞ！

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