【本日のおすすめ】Michelle Hart / MISH (1988)

【本日のおすすめ】
Michelle Hart / MISH (1988)

ミッシェル・ハートという名前、和モノを掘っていて歌詞カードを見るとき、（ロビン・スコットみたく）英語詩だとたまに見かける気がします。
アメリカ出身の彼女が日本で制作した唯一作がこちら。
和レアリック本でもディガーの選ぶマイ和レアリックの欄でピックアップされていました。

CD移行期にあたるlate 80’s感、当時のシグネチャーであるデジタル・パステルなアレンジが全編にわたって施されています。
中には彼女がバックコーラスをつとめたこともある高橋幸宏のペンになるナンバーも。

全編を通してのアレンジャーはオルケスタ・デル・ソル出身の森村献。
余すことなくその腕を振るい、サルサやボッサといったラテン音楽を軸とする明るいテクノポップ歌謡に調理。
少しサッドな表情を見せることもありますが、洗い立てのシーツが屋上ではためくような爽やかさに彩られていて。

胸のすくような楽曲の良さもさることながら、ミッシェルの歌声が本当に魅力的です。
すっきりと明朗で、しなやかで、たおやかで、上品でキュート。
ジャケット通りに真っ白で健やかな雰囲気いっぱいの好盤。

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