【本日のオススメ】 Bill Champlin / Runaway (1981)

今回はビルチャンプリンソロ2作目の御紹介です。
前作では、タキシードで着飾ったイメージ通りのアダルトなソウルフィーリング溢れる作品でしたが、今回は南カリフォルニアの陽光を浴びた爽快感に満ちた作品です。

また前回同様、デビッドフォスターorジェイグレイドン+TOTO一派というサウンドプロダクションでAOR勝利の方程式的演出。
コーラスではケニーロギンス、リチャードペイジも客演し、水をも漏らさぬ鉄壁の布陣です。

オープナー①では、ギターのみならず、ソングライティングでも協力したスティーヴルカサーが大活躍。彼の歯切れのいいリードギターが印象的なストレートなロックナンバーです。
④はレイケネディのアルバムに収められていたバラードナンバーにビルが詩をアレンジしたもので、間奏のトムソコットのサックスもバッチリ決まってます。
⑥はケニーロギンスとの協作のアップテンポのシャッフルナンバー。ケニーに加え、リチャードペイジのコーラスもいい感じ。
⑦はシカゴでのライブでも披露されたことのある軽快なナンバー。キレ味抜群のホーンセクションを従え、ビルのソウルフルなヴォーカルも冴え渡ります。
⑧ビルのルーツを示すような、ブルージーで豪快なロックチューン。ここでは得意のハモンドオルガンに加え、リードギターも担当し、シンガーのみならずプレーヤーとしてもヴァーサタイルな一面を見せてくれます。
エンディング⑪は流麗なメロディーラインが魅力のスロウなバラードナンバー。エンドでは一音一音噛み締めるようなギターソロをジェイグレイドンが披露。

ピックした曲以外でも聞きどころ満載です。
やはり彼のソウルフルかつパワフルなヴォーカルは、ボズスキャッグスに比類する素晴らしいものです。
個人的に私はこのアルバムを生涯大切にしていくつもりです。未聴の方はぜひ!! (山口)


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