【110円通信】第6回:George Winston、Enya、宮下富実夫、Ronny Jordan

当店にある110円の商品を紹介するシリーズ、第6回です。
店内奥のエリアからニューエイジメインでピックアップしました。

●George Winston / Autumn
暑さがようやっと去り始めたので”秋”を題する今作をば。
ウィンダムヒル・レーベルを代表する作品であり、最も売れたニューエイジとしてどのレコ屋に行っても見かけるピアノ・インスト。
ドラマであれアニメであれ、この手の音楽はもはや手垢の付くほどに聴き馴染みがあることでしょう。
でも、だからこそ。今改めて無心で聴くと、原点たるその美しいメロディと凛としたリリシズムが胸を打つのです。
ジョージ・ウィンストンってこんなに素敵な音楽だったんだ。回り道した分だけ染み入ります。

● Enya / The Memory of Trees
売れたけど今聴くとハッとするニューエイジ、というならエンヤも外せません。
すべてが傑作の初期作品群のラスト(と思っています)。多重録音による彼女の実験が落ち着き作風の完成系をみせ、玉座に座る姿も納得の、epicという形容詞が相応しい一枚。
名曲「Anywhere Is」を筆頭に、全編に満ち足りた慈愛と荘厳さよ。
あと、個人的にエンヤはある種のメタルだと捉えています。

●宮下富実夫 / 舞
本ファー・イースト・ファミリー・バンドのニューエイジ職人。中古CDを掘っていると、この人は一体何枚作品を作ったんだ……と量におののきます。
そんな手癖も金太郎飴状態もなんのそのの、俗流アンビエントの泉みたいなディスコグラフィから。
岩盤浴で流れていそうなゆったり癒しBGMだけでなく、タンジェリン・ドリームの影響も窺える暗いトラック、あるいはタブラの入ったエスノや囃子の入った和ナンバーも。

●Ronny Jordan / A Brighter Day
クラブジャズの代表的ギタリストであるロニー・ジョーダン。
軽妙なフレーズとリフ、それにヒップホップを基調としたビートによる陽だまりサウンドは流し聞きにぴったり。
こういうリラクシンで目まぐるしく展開しない音楽を秋の夜長にかけるのもありじゃないでしょうか。


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