コンサート・パンフレットの世界。 人気商品と買取価格をピックアップ!

CONTENTS

 コンサート・パンフレットとは?

最近まとまって音楽パンフレットの買取がありまして。
若いころはライヴはもちろん 映画やプロレスを見に行ったときにちょくちょく買ってたな~と想い出しました。ミュージックファーストのMと申します。

そうだ、今回は音楽パンフレットについてコラムを書こう。
と思ったのですが、びっくりするほど情報がない 笑

ここまでネットで情報が蔓延しキーワードひとつで何でもわかる世の中になったのに、
なにか触れてはいけないテーマなのか??と思わせるほど
音楽パンフレットについてのコラムやブログも、無い 笑

どういうことなのか? 神隠しジャンルか?
需要が無いからみなさん書かないのか?
そもそも情報が無さすぎて書けないのか??
おいおい、怖いぞ。と。

結局理由がわからないままモヤモヤ。
もしかしたら禁断の扉を少し開けてしまうのかもしれませんが笑、せっかくなので色々と調べつつ 個人的解釈にはなりますが 音楽パンフレットについてのコラムを書いてみようかなと思います。
逆にいままで無いのなら調べながら書くことで知らなかった情報も出てくるかもしれないですしね。
ある意味挑戦的で新開拓コラムになるかもしれません 笑
※なのでこういう見え方もあるんだな程度に諸説として読んでいただけたらと思います

 

パンフレットの魅力とは?

コンサート会場でしか買えない限定品

やはり通常の流通が無く書店でも買えない、すなわち『コンサート会場でしか買えない限定品』というところが大きいですよね。
しかも現在はチケットが無くても外の物販だけ一般の方でも買える、みたいなケースがあるとは思いますけど、70年代や80年代はチケットを買って会場に入れないとグッズやパンフレットは買えない、といった印象がありました。

思い出の記念品として

せっかくコンサートに来たんだから買っておく『記念品』として買っていた方もいたんじゃないかなと。
旅行に行ったら記念写真を撮るように、映画やライヴに行ったら毎回パンフレットを買っていた、といった方もいたように感じます。
「これは●●才の時に行ったな~」とか「たしか●●と一緒に見に行って、ジンジャエールこぼしたよな」とかパンフレットをもう一度見ることで思い出も蘇ってくるプライスレス、みたいな感じですよね 笑
自分はコンサート開始前の待機時にワクワクしながら読み待ちしたり
帰りの電車で余韻にひたっていたことを思い出しました。

他では公開していない「パンフレットのみ」の情報

いまでこそネット環境がありますが、昔はアーティストの情報はテレビや雑誌、
もしくはファンクラブに入ることでの会報などで より深めな情報が手に入る、といった感じだったので
そのライヴ・コンサートでしか手に入れれない(見れない)情報が大変貴重だったと思います。

写真集にも近い、アーティスト本として

サイズも通常の書籍より大きめの物が多く『写真集的アーティスト本』『ライヴ写真集』としての価値もありますよね。
パンフレットのデザインも使いまわしではなく 独自のデザインの素材を使っている印象があり、
個人的にですがレコードのジャケットのように『アートとしても素晴らしい』と思ってます。
部屋に飾ったり見て 愛でることによって満たされるコレクションの付加価値もあるのではないかなと。

パンフレットは日本独自の文化だった!

しかもいままで知らなかったのですが、パンフレット販売はどうやら『日本独自の文化』のようです。
たしかに輸入盤の音楽パンフレットってあまり見た記憶がありません (実際には調べたら少量ですが輸入盤のパンフレットも存在しました)
レコードの帯もそうですし日本独自の文化ということもあって、
もしかしたら、もしかしたら、もしかしたら、今後海外の方を含め再需要がくるのかも?? 
…んなことはないか 笑




ネットで見かける「アフター・パンフレット」とは?

今回調べていたら初めて出会ったワード「アフター・パンフレット」という言葉。
どうやらこのアフター・パンフレットというのはコンサート会場で買えるパンフレットとは「別物」らしく、基本的には 現地で購入するのではなくオンラインやファン・サイトにて販売 しているようです。

調べた感じだと、おおまかには3タイプあるようです。

  1.   現場で販売していたパンフレットに掲載できなかった情報を載せた「続編タイプ」
  2.   改めて現地で買えなかった方に向けて、少し情報を追加して「再構築したタイプ」
  3.  コロナの影響で増えたオンライン・配信ライブ用に作られた「配信ライブ用タイプ」

しかもこちらのアフター・パンフレットは昔のアーティストではなく 「現行のアーティストの方が販売している」のです。
(なかでも俳優兼歌手といった活動の方が比較的多く販売している印象です)

つまり時代と共にパンフレットの販売方法も多様化しているようなのです。


メインの購入層は?

近年アーティストのアフター・パンフレット販売の存在を知り、
そもそも自分がここ何年もメジャーなアーティストのライヴやコンサートに行ってないので「いまのアーティストはライヴ会場でパンフレットを販売しているのか?」ということがまず気になりました。

個人的感覚ではアイドルや 山下達郎、さだまさし、藤井フミヤ、などなど
レジェンドと言われる大物アーティストは引き続き販売している印象で
とあるベテラン・アーティストも「アフター・パンフレット」を販売してはいますが。
あとクラシック奏者の方が自主で作って発売する用の「パンフレット作りますサイト」も何件か発見しました。
てことは需要があるんでしょうか?
実際はどうなんでしょう??

今のアーティストは実用性のあるグッズなどが多いんですかね?
いろいろ調べてみたのですが、近年のアーティスト名とパンフレットを入力しても現地販売しているようなパンフレット画像が全然出てこなくて。(オンラインでアフター・パンフレットの販売をしているアーティストは少々いました)
つまりほとんどのアーティストは販売していないんだな、と思いました。

となるとやはり昔からリアルタイムでライヴやコンサートに行っていた
「40才代以上の年配層の方によるコレクション趣味」 といった感じかもしれませんね。

あとパンフレットの販売が少なくなっていった理由のひとつとして
「パンフレット自体の売り上げが少なくなって利益がとれなくなり止めたんではなかろうか」
といった見解をしていた方がいました。
たしかに。パンフレットに限らずですが、新品CDと一緒で需要が少ないのにそこに予算をさいて販売するのはハイリスクですもんね。
それなら売れる可能性のある他のグッズへシフトするのもわかります。

 現行アーティストがアフター・パンフレットを販売することにより、
パンフレットは時代とともにオンラインで買える時代となり、ライヴ写真集として移行していったのかもしれません。
これは時代がデジタルに移行し書籍文化の衰退に通ずる感じもありそうですね。
だからといって紙媒体の魅力は絶対にあるし、それをコレクションする趣味も素敵だなと個人的には思います。
集める物は違えど レコードを集める方、CDを集める方、
それに加えてパンフレットを集める方がいる といった感じですね。

 

買取需要と人気商品をピックアップ!

それではどのようなパンフレットが高いのか?需要があるのか?
その辺を調べながら進めていきます。

レコードや雑誌よりも少し大きいサイズが多いがゆえに、折れシワができやすく美品が少ない

レコードやCDを買取る際に 商品の状態が大きく影響します。
盤にキズが無いか、ジャケは汚れてないか、などしっかりと商品を見極めて査定します。

パンフレットに感しては上記でも触れたように、やはり大き目のサイズが多いので
「ちゃんと収納しきれず、折れシワが多い商品」をよく見ます。

保管場所にもよりますが 奥に追いやられているのか
劣化や湿気によるシミ、日焼け、カビ臭やタバコ臭、なども少々ありますね。
なので美品が少ない印象があります。
もちろん美品であればその分しっかりと値段が付きますよ。

 

現状、有名アーティストや大物アーティストのパンフレットのほうが人気かも?

調べていてわかったことは、ネットで販売されているほとんどのパンフレットが有名で大物アーティストが多いように感じました。
(単純にマニアックなアーティストは売らない&出品しないという筋もありますが)
マニアックなアーティストはそもそも当時ライヴやツアー回数がそこまであったとは考えずらい分、単純に販売数も少なくなり出品数も少ないのかもしれません。(ということは稀少性もあるのかも?)
もちろん有名であればあるほどファンは多いですし需要も多くなるわけです。
まだまだ音楽パンフレットの世界は未知数ですね。

邦楽アーティストは「初ツアー」でのパンフレットが高い傾向にあり

レコードはオリジナル盤が高額になりやすく、CDは初期盤や旧規格盤が高額になりやすい。
中古商品あるあるですが、やはり最初期に販売された商品のほうが生産や販売が少なく稀少になりますし、
数が少ないのに後追いコレクターの需要も重なって価値がグンと上がる商品が多いです。

パンフレットも同様で、現行や有名になってからのツアーのパンフレットよりも、
初めて全国ツアーを回ったパンフレットの方がどのアーティストも高い ように感じました。
初々しいコメントや当時の評価やアーテイスト写真にも萌えますしね。
たしかにファンなら抑えておきたくなるコレクター心もわかります。

海外アーティストは「初来日コンサート」が高い傾向あり

上記に付随するのですが、海外アーティストになると初来日が日本での初ツアーになるわけで。
そうなると最初の日本ツアー・パンフレットが高くなるわけです。

あと来日回数が極端に少ないとか 1回しか来日してないとかだと需要が集中しますよね。
ビートルズはその例で、当時はチケットすら買えなかったようなのでパンフレットにもさらに価値が付くわけです。
そしてパンフレット自体が日本の文化なので日本でしか買えないしファンにはたまらない一冊となるわけですね。

チケット半券やチラシがあると さらに高くなる

レコードでは帯が付くとさらに高くなるのですが、その理由として「完品扱い」という査定判断が追加されます。ではパンフレットはどうなのか?
現状ではネット・オークションやコレクター・ショップではパンフレットと同じ会場での「チケット半券」「チラシ」がセットとして販売しているケースも見かけます。
かといって当時のチケット半券やチラシが揃ってないと完品扱いにならない、というわけではありませんが、
やはりファン心理としてはできるだけ当時の物を一気に手に入りたいという気持ちがあるんでしょうね。
そういった理由もあり できるだけ何かついていると更に高くなる といった印象も受けます。

サイン入りは かなり高額買取になります!

そして最も高額買取になるパンフレット、それは「サイン入り」です。
会場規模が小さかったり当時の新人度合いでは握手会やサイン会を行っていたのでしょうか?
実はサイン入りやサイン色紙付きがオンラインやオークションで高額販売されているケースがあるのです。
サインをもらっているということは よほどなファンだと思うので、なかなか売ることも少ないとは思いますが。(なので稀少性が上がる)
その場合は突飛に高くなるケースがありますので、売る際には気にしてみてください。

ただしサインがあってもアーティストだけではなく「●●さんへ」という貰った個人名があると価値が落ちる場合があるので そこも見てみてくださいね。




売るお店にも注意! パンフレットを買い取ってくれない場合もあります!

やはりレコードやCDとは違い、全体的には需要がそこまで大きくないので
そもそもパンフレットを取り扱いしている実店舗が全国的に少ないように思います。
なので 古本屋やリサイクル・ショップによっては買い取らないお店もある と思います。
ですので売りに行く前に一度問い合わせた方がよいでしょう。
もちろん、当店では買取大歓迎です!

 

人気パンフレットの買取金額リスト

当店でのコンサート・パンフレットの買取金額はだいたい 10円~300円 になるものが多く、全体的に高いといった印象はありません。しかし稀少なパンフレットや人気の物だとレコードのように高額になることもあります。
その中でも、わかる範囲ですが人気品だったり高額になるパンフレットをいくつかリストにしてみました。
大物から意外なアーティストまで。まだまだ高額パンフレットもあるとは思いますが、必ずしもレコード人気と比例しないのも面白いところです。

・当店での現時点の買取金額になります。
・良好な状態を基準にした金額になります。状態によっては値段が下がる場合もございます。

洋楽

ビートルズ  / 1966 武道館公演

5,000円買取
コンサート・パンフレットといえばやはりこれの印象がありますね。当時のチケット競争率は凄いと聞きました。いまだにテレビやメディアで初来日の伝説を取り上げますしね。音楽好きに限らず、日本史的にも凄いカルチャーショックだったと想像させます。
ちなみに本物と復刻品やレプリカ(擬似品)が存在するので注意です。
※レプリカは何度も発売されておりその度そっくりに作られています。唯一1ヶ所で本物とレプリカが判断できる箇所は、ライオン「ban」の広告(薄い小豆色)女性の上部肘が全て写っていて、レプリカは肘が少し欠けています



ローリング・ストーンズ / STEEL WHEEL TOKYO 1990

200円買取
ビートルズとは違い初来日は1990年とかなり遅くなったのはロック好きには有名な話。
しかもいきなり東京ドーム10日間で全てソールドアウトという凄まじい歓迎ぶりを見せました。
その分購入者が多いので特別高額という感じではありません。



レッド・ツェッペリン / ロック・カーニバル #7

3,000円買取
ツェペリンの初来日は71年武道館という、洋楽のビッグ・アーティストにしては結構早めの来日タイミングとなりました。ウィキペディアには “彼らはホテルの部屋を日本刀で破壊し、ホテルから永久に宿泊禁止とされた”と書かれています。ロック伝説ですね。



ディープ・パープル / 1972年 日本公演

4,000円買取
72年初来日し大阪フェスティバルホールと日本武道館でコンサートを開催、そのライヴ音源がかの有名なライヴ名盤『ライヴ・イン・ジャパン (洋題:Made In Japan)』となるわけですね。
表にバンド名しか記載せずシンプルで空間のあるデザインがかっこよいです。



グランド・ファンク・レイルロード / ロック・カーニバル #6

500円買取
「洋楽アーティストの初来日」となると外せないのはグランド・ファンク 71年の初来日。ツェッペリンとフロイドよりも先の来日となりました。
ビートルズ以降の本格派ロック・バンドを目の前で見る日本のリスナーには大変貴重な体験だったのでしょう。後楽園での豪雨の中 壮絶なる轟音ロックの放出が凄すぎたらしく、あまりの爆音ぶりに体感したリスナーは驚愕し、日本のメディアがのきなみ絶賛したというのは有名な話。



ピンク・フロイド / 箱根アフロディーテ

4,000円買取
名作『原子心母』リリース後にあたる日本初の本格派ロック・フェスと言われる「箱根アフロディーテ」にて71年に初来日しました。しかもその7か月後にはジャパン・ツアーを決行。プログレ・バンドとしては異例な、かなり早い来日タイミングが現在のフロイド人気を確定させた理由のひとつかもしれません。



デヴィッド・ボウイ / 1973年 日本公演

5,000円買取
ボウイの初来日は名盤『ジギー・スターダスト』をリリースしてからの絶頂期ともいえる73年での来日。
しかし当時はバンドではないソロ・アーティストということと
そして奇抜な存在なのが理由だったのかはわかりませんが、ツアー会場がどこもあまり大きくないことに驚きました。いま現在との評価の違いもあり、パンフレットは意外に稀少です。



クイーン / 1975年 日本公演

2,000円買取
75年が初来日で、その後も頻繁に来日したクイーン。初来日なのに 岡山、福岡、静岡、を含む7都市に回るなど、来日するたびにしっかりとできるだけ都心以外もツアーで廻っていたことが クイーンの日本人気を裏付けた印象があります。



キッス / SNEAK ATTACK TOUR

2,000円買取
77年初来日のパンフレットには通常アーティストは記載しない「あらかじめ演奏する曲目リスト」が掲載されており、あくまでもショーに徹したキッス・スタイルにどう思ったのか気になります。とはいえド派手なルックスとぶっとんだパフォーマンスに発狂したでしょうね。日本を意識したジャケ・デザインもコレクター心をくすぐります。



V.A. (フランク・ザッパ) / 浅草最大のロック・ショウ PART 1

5,000円買取
75年に開催された日本ロック・フェス「ワールド・ロック・フェスティバル・イーストランド」。
そのイベンターであった内田裕也がどうして呼びたいという熱望が実現したフランク・ザッパの来日。結局来日はこれが最初で最後となりました。
ザッパ単品ではなくフェスのパンフレットですがザッパ・ファンにとっては大変貴重で稀少となりました。日本日本したジャケットもかっこよいです。



ジャクソン5 / 1973年 日本公演

3,000円買取
のちに大スターとなるマイケルは、ジャクソン5として73年に初来日。ジャクソン5ファンに限らず、マイケル・ファンからもコレクションとして需要が高まっているパンフレットです。
まだ、いちソウル・グループとしての位置づけだったのか チケットも勢いよく売れなかったようで、当時に足を運んだリスナーは少ないのかもしれません。



マイケル・ジャクソン / ジャパン・ツアー87

200円買取
そしてソロ・ツアーとしては大ヒット作『BAD』リリース後での87年に来日。来日特番としてテレビでも紹介され人気に拍車をかけます。このツアーでも総動員数は凄かったですが、翌年すぐに来日し東京ドームを埋め尽くします。ちなみに集客も多いのでパンフレットの価格はそこまで高くないです。



プリンス / プリンス・アンド・ザ・レヴォリューション

ポスター付 600円買取
プリンスの初来日は絶頂期ともいえる86年で大阪と横浜のみでした。『パープル・レイン』からの曲はほとんどなく、『パレード』と『アラウンド・ザ・ワールド・イン・ア・デイ』中心での選曲だったようです。シンプルなジャケットがお洒落ですね。
シーラEの特大ポスターが付いていたので、付いていないとお安くなります。



デッド・オア・アライブ / イン・ジャパン 1987

2,500円買取
世界的には1発屋扱い感がありますが、ここ日本ではかなり人気が高いユーロビートの帝王。
この年のパンフレットに限らず全体的にパンフレットが高いことが証明しています。どのパンフレットも他のロック・アーティストよりも全然高いのにビックリしました。日本ではよほど人気があったんでしょうね。



邦楽

西城秀樹 / BIG ヒデキ・オン・ステージ

25,000円買取
亡くなってもなお ずっと人気が根強いトップ・スター西城秀樹。
初期パンフレットは軒並み高く、こちらの75年『BIG ヒデキ・オン・ステージ』は邦楽パンフレット最高峰のひとつ。冊子式ではなく見開いてポスターのような仕様になっています。



山下達郎 / PERFORMANCE ’84-’85

シングル・レコード付き 2,000円買取
個人的にパンフレットの人気作となるとビートルズとこれかなと思いました。
レコードブックという形式で「山下達郎CM全集VOL.1」の非売品シングル・レコードが付いており、レコード・コレクターからも人気の一冊。
もちろんこちらのシングル・レコードは単品で通常発売されていません。



竹内まりや / ピクニック・ツアー 1980

3,000円買取
海外再評価の需要が重なってレコードも高騰した竹内まりや、初ワンマン・コンサートのパンフレットです。
レコードに限らずどのパンフレットにもしっかりと値段が付いており、本人は不本意だったようですが当時はアイドル的扱いもあったため写真も充実しているファン垂涎のパンフレットです。



松田聖子 / first kiss

セット・リスト付 20,000円買取
1980年のファースト・コンサート『first kiss』のパンフレットは、極初期なため大変稀少価値があります。
セット・リストも付属されてたので有り無しでも大きく買取金額が変わります。初々しい水着カットも収録でファンなら絶対におさえたい最難関パンフレットです。



中森明菜 / FIRST CONCERT

5,000円買取
中森明菜のパンフレットはデザインに凝った作品が多く、時代問わず値段が付く物が多い印象です。
中でもファースト・コンサートとなった本作は激レアで、他のパンフレットと違いカラーではなくむしろモノクロなのも逆にコレクター心に刺さりますね。



BOØWY / オー・コネクション・パンフレット

35,000円買取
『インスタント・ラブ』発売の頃、Ø-CON-NECTIONが発売したオフィシャル・パンフレットです。モノトーンで統一されており、ジャケットも内容もパンキッシュなデザインがクールでかっこいいです。
BOØWYはこれ以外にも全体的に値段が付くパンフレットが多いです。



ロッキンfPRESENTS「STREET FIGHITING MEN」

15,000円買取
88年に開催されたメタル・イベントの会場限定で500部しか発売されておらず即完売だっと言われている貴重すぎるパンフレット。
デッドエンド、ガスタンク、アンセム、筋肉少女帯、などメンツも凄いですが
初期Xとジギーの掲載もあり色々な需要が重なって高額パンフレットとなっています。



森高千里 / 見て

5,000円買取
レコードもしっかりと値段が付いている森高千里。89年ツアーのパンフレットです。
最初のツアー「GET SMILE」ではパンフレットが存在しないのでしょうか(?)
このセカンド・ツアーのパンフレットがかなり高額になっています。
写真集価値が高いのもあり、どのパンフレットもお値段が付きます。



安室奈美恵 / #ADDICT

キーホルダー付 3,000円買取
25周年記念として故郷・沖縄にて開催されたライヴのパンフレットですが即完売だったようで需要が高いです。
2017年当時に比べれば少し落ち着いてきた感はありますが、それでも高い買取になります。ちなみに付属のキーホルダーはランダムで2種類あります。



ZARD / What a beautiful moment Tour

800円買取
掲載雑誌など音楽ソフト以外にも需要のあるZARD。
最初で最後のツアーとなった本作のパンフレットもかなり人気があり高需要です。
これ以外にも写真集的需要もあるのかパンフレット全般高い印象もあります。



浜田麻里 / FIRST PERIOD SHOCK

3,000円買取
最初期はメタル系シンガーとしても活躍した浜田麻里、その後はその実力で人気シンガーとなりました。
メジャーになっていった90年代以降よりも80年代のツアー・パンフレットの方が高い印象があるので、もしかしたらこちらのパンフレットもメタル・コレクターにも需要があるのかもしれません。



テレサ・テン 鄧麗君 / 演唱曾 Teresa Teng In Concert 1980

15,000円買取
最後に、邦楽と洋楽の垣根をこえた歌姫 テレサ・テン。
こちらはレコードと同様、母国・中国からの需要が高いのでしょう、かなり高額で取引されています。
ちなみにこちらのパンフレットは日本のパンフレットではないようで、生産国関係なく他のパンフレットも高額です。

 

まとめ

今回このコラムを書いてわかったこと 

パンフレットもアフター・パンフレットというオンライン化へ。
会場販売は減少傾向にあるが多様化され「生き続けているコンサート・パンフレットの世界

ということに落ち着きました。

少ない情報量の中で個人的解釈ばかりで書いてみましたが、
今後はこのコラム自体が少しでも役立つ情報になればなとほんのり思いました。
最後までご愛読ありがとうございました。