80~90年代を席巻したカセット・ウォークマンの世界。 買取リストも掲載!
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我らの青春だったウォークマン。今も需要あるの??
ミュージックファーストのスタッフ Mと申します。
実家の片付けしなくちゃなぁ…とずっと思っていたのですが、先日帰省時に少し時間がとれたのでやっとこさ重い腰を上げました。
押し入れの片付けを後回しにすると結局また部屋が汚くなりそうだなと思い、まずは押し入れから片付けをスタート。何から何まで捨てずに放置されていた我が部屋の「雑貨の魔境」から手をつけました。
いやいや待てよ。もしかしたらお宝アイテムが眠ってるかも???と職業病にも近い 浅い期待を抱き開始したのですが、出るわ出るわ懐かしすぎる想い出の品と、買った理由も思い出せない謎の雑貨たち。
たくさん戦って黒ずんだアシュラマンのキンケシに、ガンダムの赤い盾(のみ)、ドアの開いたソアラのミニカー、京都で買ったファンシーな新選組のキーホルダー、貯まることのなかった貯金箱(底にゴムの蓋あり)。
「あああああ、こんなん買ったなー」
「あれ?これってもしかしていま売ればお金になるかも?」など、
始めてみたら想い出リメンバーとポジティヴな予測でなかなか進まない (笑)
「懐かしーーー!まだ動くかな??」
とその中に見つけたもの。
それが 『ウォークマン』 でした。
初期のウォークマンは「カセットウォークマン」と言われている?
現在もポーダブル・オーディオ・プレーヤーとして根強い人気を誇る『WALKMAN』。
そんなウォークマンですが、世代によっては買っていたシリーズやタイプが違うと思います。
ちなみに現行のデジタル・タイプではなく初期のウォークマンを「カセットウォークマン」と称する方もいるようです。
たぶんいまのハイレゾ&デジタル・ウォークマンと区別するために出てきた名称なのかもしれません。
・「外出しながら、歩きながら音楽が聴ける!」と画期的な衝撃を目の当たりにした 『草創期ともいえる80年代』
・流行りに流行って必需品的(マスト)な存在になった 『全盛期の90年代』
この時代を体感した音楽好きには今でいうスマホ同様の必需品だったウォークマン(言い過ぎか)。
しかし、携帯電話の進化とスマホの普及によって2000年代以降は使う人がめっきり減ったウォークマン。実際自分もそうでしたし、正直、存在をすっかり忘れていました。
レトロ人気で再熱! ウォークマンの人気と価値を再発見!
そこで本題。
今回のコラムは
『 ウォークマンの人気と価値を再発見 』です。
たとえば
「専用イヤホンが付いてないと安いのか?」
「外箱が付いている完品状態だとどれだけ値段が付くのか?」
「『いま』どんなデザインが人気で需要が再熱しているのか?」
「カセット・タイプではなくCDタイプはどうなんだろう?」
当時持っていた方の買い直し需要だけではなく、「昭和レトロ」の感覚 から 若い世代からも80年代と90年代のウォークマンに人気があることもあり、今回は現役のウォークマンではなく 80年代と90年代のカセットウォークマンとCDウォークマン(ディスクマン)に絞って 書いています。
壊れていても買取できます!
まず、ウォークマンの買取について一番に申し上げたいのが壊れていても買取ができるということです。
① 使えなくてもコレクションとしてや、部屋の飾りとして持っておきたい
② オーディオよりもシンプルな構造で、修復や改造がしやすい商品が多く部品買いしたい
というウォークマン・コレクター(マニア)の方がいる為、故障していても買取と再販売ができます。
サイズもオーディオに比べればコンパクトなのでグッズ感覚で集めて並べたくなる気持ちもわかりますし、
修復動画がYoutubeにアップされていたり、机の上で内部をいじりながら完品を作り上げる楽しさも想像できます。
もちろん正常可動品よりも買取は安くなってしまいますが、故障品や動作不可商品でも買取できますのでぜひご相談ください。
カセットテープ自体も価値が上がってきています。
カセットウォークマンだけではなく、 通常の音楽カセットテープや未開封の録音カセットテープにも現在需要があります。当店でもカセット売り場は人気コーナーです。
というか、むしろカセットの再評価がカセットウォークマンの価値を上げている様子すらあります。
ちなみにカセットテープの現在の需要や人気作品について、当店スタッフが書いたコラムもございますので、興味のある方はこちらもぜひよろしくお願いします。
コラムはこちらから読めます
カセットウォークマンの買取リスト
さまざまなタイプに分けて主軸のウォークマンをピックアップして買取金額も下記に載せました。
もし使わなくなったウォークマンが出てきたら下記リストと一度照らし合わしてみてください。
思わぬお宝ウォークマンだったりするかも?!!
・当店での現時点の買取金額になります。
・動作可能品の価格となりますので状態によって買取価格が変動します。
・「リモコン付きのイヤホン」や「専用イヤホン」などの純正付属品が有る無しで値段が変わる場合もございます。
・カラーに関してはどの色でも基本的に変わりませんが、特殊なモデルのみ変動する場合がございます。
みんな持ってた?人気ウォークマンの価値!
当時売れていたであろう、有名なモデルをピックアップしました。
こちらのウォークマンだったら持っているんじゃないでしょうか。
WM-2 (1981年発売)
・専用ヘッドホン付 15,000円買取
・本体のみだと 10,000円買取
最初のヒット作となった銘機。純正品として付いていたオレンジ色スポンジのヘッドホンが特徴でアイコニック。付いていれば高いですが付いていなくても十分高い。これぞクラシック中のクラシックです。
WM-20 (1983年発売)
・専用ヘッドホンや外ケースなど完品で 30,000円買取
・本体のみだと15,000円買取
小型モデルとして話題だった「WM-10」の改善版として発売されたヒット作。ミニマルでキュートなデザインに萌えです。かわいい…。よりシンプル・デザインな「WM-10」もいまだコレクター人気があります。
WM-101 (1985年発売)
・専用乾電池BOX付 8,000円買取
カセットケース・サイズを実現した革命的モデル。充電式バッテリーも採用し、その衝撃は他のメーカーも影響されたほど。スマートなデザインの先駆けともいえるバランスの良さも高ポイントです。

WM-109 (1986年発売)
・専用乾電池BOXと専用ヘッドホン付 4,000円買取
そしてこちらが女性に受けそうなファッショナブルなデザインを意識した洗練ビジュアル機。たしかに洒落てます。リモコンにレシーバーを付けたのも本機が最初で その便利さも大ウケ。
WM-EX77 (1991年発売)
・3,000円買取
洗練された見た目や薄さが90年代っぽさもあり、「才色兼備」がキャッチコピーのもとカラフルなデザインとトイ感覚が直結した後期を代表するヒット・プレーヤー。定価もお値打ちだったので持っている方も多そう。
WM-EX1 (1994年発売)
・専用イヤホンとバッテリーケース付 4,000円買取
・本体のみだと2,000円買取
15周年記念モデル。この時代になるとCD派(DISCMAN派)も増えてきますが、カセットウォークマンとしては長時間再生も機能も申し分のない好バランス・モデル。自分は当時このプレーヤーもヘビロテしてました。
これが激レア・ウォークマン!!
現在高騰中の高額ウォークマンはこれです!!
現在人気の高額ウォークマンと
激レアでプレミア価格となっている高価買取必須なウォークマンをピックアップ。
これ持ってたら凄い!
TPS-L2 (1979年発売)
・外箱、専用ヘッドホン、皮ケース、説明書、など完品で 100,000円買取
・本体と専用ヘッドホンのみだと 40,000円買取
・本体のみだと 20,000円買取
全てはここから始まった。
やはり初代の人気は凄まじいです。映画などでもアイコンとしても使用され幾度も再熱の兆しあり。年々高騰している様子です。あとヘッドホンとのセットのイメージも強いようです。
初期と後期があり、もちろん初期の方がさらに高くなります!
(ヘッドホン端子の表記が「GUYS & DOLLS」= 初期、 「A B」= 後期)
WM-D6C (1984年発売)
・ハードケース付 40,000円買取
・本体のみだと 30,000円買取
プロ用途向けに設計されたことにより録音機能や操作性も抜群な大型モデル。オーディオ・ライクなルックスがごっつくてカッコよい人気機種です。VUメーター付きで音質が良いと評判なのも人気の理由か。
WM-DD9 (1989年発売)
・箱、ヘッドホン、説明書、ポーチ付、完品で 150,000円買取
・本体のみだと 80,000円買取
高音質再生に特化した最高傑作と称される銘機。「WM-D6C」に似たゴツさとモダンさがミックスされた見た目もグッド。生産数も少なくオーディオファンにも人気の逸品だから、そりゃあここまで高くなるはずですね。
自分はCD派!ディスクマンの価値を公開!!
いやいや自分はCD全盛時代なのでディスクマンに愛着がある!といった方も多いでしょう。
てことで、ここではディスクマンのプレーヤーをご紹介!
D-50 MK2 (1984年発売)
・バッテリーパックとハードケース付 15,000円買取
・本体のみ 8,000円買取
世界的にも最初期ともいえる元祖ポーダブルCDプレイヤー。角ばったデザインもたまらんですね。とはいえこの時代はまだまだカセット派が多かったはずなので、当時これを持っていた方は少ないのでコレクター性も高めに。さらに古い「D-50」も人気です。
D-777 (1995年発売)
・外箱、専用リモコン、説明書、ポーチ付、完品で 10,000円買取
・本体のみだと 3,000円買取
これぞディスクマン・スタンダード。持ちやすさや音飛び防止とデザインといい、個人的には「ディスクマンといえがコレ」の印象が強いです。このツルんとした見た目すら懐かしさがこみ上げてきます。
まとめ
人生で、未知なる宝探しは楽しいものですが、40代、50代と年を重ねると過去の自分を再発見するのも、また楽しみになったりします。
新しいものをどんどん吸収しようとしていたあのエネルギー、その産物が形として残っていたりします。
私は、実家の自分の部屋を片付けていて、「あのエネルギー」をもう少し残しておこうかなと思いました。いつか手放す日が必ず来るとは思いつつ・・・。
青春時代は決まって短いですが、実は中年、高年もあっという間に過ぎ去ります(体感時間も含め)。
果てしなく続くと思っていた人生の旅路。いつまでも充実した時間(いま)を過ごしたいものですね。
って変な感じのまとめになってしまいましたが、ウォークマンのコラムでしたね。
とにかく「実はウォークマンは今人気があって価値もあるよー!」「ナウくなってるよー!」ということをお伝えしたくてこのコラムを作りました。
もう一度、ウォークマンを引っ張り出してきて、あの頃の音楽を聴きつつ、街中や浜辺などを、心踊らせてWALKしてみるのもいいかもしれませんよ!オートリバースでまた折り返していきましょう!
では!