PICKUP CORNER 第二回

【PICKUP CORNER更新】
当店入って正面の柱。
改めまして、今後は”PICKUP CORNER”と呼んでいこうと思います。

さて、スタッフの選盤を面出しでおすすめするPICKUP CORNER、第二回です(担当:A.K.)。


10年代以降のインディーロックを中心に見逃されてほしくないものをセレクトしました。


①Bill Callahan / Dream River (2013)
90年代~00年代にはSmogの名義でも活動していたUSのベテランSSW。
落ち着いたバリトンボイスによる、脂の乗りきった男の奏でる10’sアメリカーナ。

②Low / Things We Lost In The Fire (2001)
ミネソタのスロウコア、というよりUSインディーの至宝。
これもまた一つのアメリカーナ。染み入る叙情は冬に似合う。

③Wu-Lu / Loggerhead (2022)
UKジャズ~ポストパンク~トリップホップが衝突&混成。
ストリート感覚でひりついたサウンドがスリリング極まりないです。

④Matty / Déjàvu (2018)
カナダのBadBadNotGoodの元メンバーのソロ作品。
ヒップホップのサンプリングを通して過去の宝石を知っていく世代が送る、サイケ&メロウなポップス集。

⑤Discovery / LP (2009)
ねじれ、点滅し、弾けるカラフルなポスト・シンセポップはまるでハイパーポップのオルタナティブ。
Vampire WeekendのロスタムとRa Ra Riotのウェズリーのユニットによる、時代を先取りしたような逸品。

⑥Destroyer / Ken (2017)
カナダのインディーロック重鎮、衰えず。2011年の大傑作「Kaputt」のAOR路線とは違ってグラム~ニューウェーヴ色がメインに。
デヴィッド・ボウイやブライアン・フェリーにも通ずるダンディなスタイル。粋です。

⑦David Bowie / The Next Day (2013)
そのボウイが10年代に入って若いリスナーも跪かせたのがこちら。
もう一曲目から痺れる。トニー・ヴィスコンティも参加しつつ、でも現代の音楽として鳴る絶妙なロック。


⑧Charlotte Gainsbourg / Rest (2017)
シャーロットによるソングズ・オブ・エクスペリエンス。
翳りを帯びたエレクトロ・サウンドは彼女の中の喪失感を映し出すのか。私的でクールな現代のフレンチポップ。


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