【110円通信】 第9回目:凛として時雨、Beck、Outkast、Choro Club

【110円通信】
当店にある110円の商品を紹介するシリーズ、第9回目の更新です。

●凛として時雨 / just A moment

劈くような高音男女ツインボーカル、全員テクニカルで3ピースと思わせないサウンド、V系やJ-POPがルーツにあるけど、完全オリジナルな音楽(メタリックなドラムに、トレモロ、アルペジオ、ディレイ・・・で魅せるテレキャス)。

今聴いても他にこんな音楽はないと思います。1曲目の「ハカイヨノユメ」から最後まで隙なし。
激しさを抑えた「Tremolo+A」は美メロがひときわ冴えています。

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●Beck / Midnite Vultures

ハイパーポップはポップスのカリカチュアライズだというのが、PC Musicが台頭してきたときに抱いた所感で、とすれば本質的には古くは10cc、もう少し進むとAQUAやベックの本作もプロト・ハイパーポップと言えないでしょうか。

Charli XCX「Brat」と同じ緑のジャケットで連想したのもありますけど、ファンク、テクノポップでビカビカと蛍光する抜けの良いトラックたちを聴くと、その視点も遠からずではないと思えてくるのです。

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●Outkast / Speakerboxxx/The Love Below

ヒップホップの枠を超えてのゼロ年代名作で、10年代にもヒントを多く与えた重要作。

CD2枚組のフルボリュームで、カラフルなBig Boiとスピリチュアルな雰囲気もあるAndré 3000の色とで楽曲のテイストが分かれています。

アンセム「Hey Ya!」はやはり最高ですが、アンドレサイドのトラックが予見的。

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●Choro Club / Choro ClubⅢ

アニメ好きなら「ARIA」シリーズや「ヨコハマ買い出し紀行」の劇伴で認知しているでしょう、笹子重治率いる名アコーステック・コンボの3作目。

ブラジルのショーロが基本にありながらも、クロスオーバーの側面もある心地よいアンサンブル。
クワイエットで、豊潤で、素晴らしい音楽。
何気なく流すためのBGMとしてもグレイト。


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