【本日のオススメ】 David Roberts / All Dressed Up (1982)
“ねえ、今からパーティやるんだけど、どう?”
タイトル通りタキシードにドレスアップ。足元にはキンキンに冷えたシャンパンにグラスが2つ。アドレスブック片手に脈ありげな女の子に電話するも…。結局誰も来てくれず…。
そんな裏表ジャケットが楽しいデヴィッド・ロバーツのオール・ドレスド・アップの御紹介です。
このアルバム本国カナダでは未CD化(のはず)が日本では大人気で3回CDでリイシューされているという、本国よりも日本の方が人気というAORにありがちな1枚です。
参加メンバーもToto~エアプレイ系のAORのメインストリームとも言える布陣。プロデュースは当初ジェイ・グレイドンの予定が多忙のためにラリー・カールトンの右腕、グレッグ・マティソンの采配です。ジェイはエグゼクティヴ・プロデューサーで全体の統括とギターで参加です。
オープナー①や⑤⑥などではルカサー節とも言えるハードにドライヴするギターがフューチャーされていますが、個人的にはニールセン&ピアソンが後にカヴァーするミディアムナンバー②、ラムゼイルイス,ナンシーウィルソンがデュエットで取り上げた名バラード⑦、壮大なストリングスアレンジが印象的で、クリストファークロスが歌ってもハマりそうなスロウバラード⑩などのメロウチューンこそこの人の青臭くも伸びのあるアルトヴォイスにピッタリという感じがします。②は名2-Man-Unitのニールセン&ピアソンとのカヴァーとの聞き比べも楽しいですね。
AOR王道とも言うべきToto~エアプレイラインでの製作。フレッシュネスと爽快感に溢れた初夏の強い陽光の下で聴きたい名作です。(山口)
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